はじめまして、職人になってはや10年。ハイブランド専門修理・リペアマイスターの荒木です。


こんな疑問にお答えします。
▼本記事の信頼性

新宿御苑工房では、ルイヴィトンのバッグ修理のご相談が全国から多数寄せられています。
「壊れたまま使っている」
「大切な人のバッグだから直したい」


新宿御苑工房ではお客様のそういった想いに深く共感し、アイテムを蘇らせていただいております。
また現代の世の中の流れがサスティナブルになっていますので、壊れたままクローゼットに入れっぱなしや使わないで捨てるより、直して使う事が大切な時代になってきました。
この記事ではみなさまに安心してご利用いただけるように、
シンプルに料金や修理事例と合わせて解説していきます。
それでは順を追って解説していきます。
目次
ルイヴィトンについて
ルイ・ヴィトンはお問い合わせ件数が年間を通しても圧倒的に多く、老若男女に人気のブランドです。
「モノグラム」「ダミエ」「エピ」など定番のラインから新作まで幅広く人気です。 特徴としてはヌメ革(生成りの革)や加工革(モノグラムやエピ)を使っている事です。 雨に弱いヌメ革、雨強い加工革。両方が混在しているバッグが多数あります。
メーカー修理について
ルイヴィトンはメーカーで修理を受付ているので、
オリジナルのパーツや革をご希望の方は、一度ルイヴィトンのメーカー修理に問い合わせしてみてから、修理専門店へ問い合わせると安全かと思います。 下記をご参照ください。
販売証明書やレシートがあるか ・ギャランティカードがあるか(購入先が直営ではなくても、ギャランティカードがあれば直せる場合があります。)
‣メーカー修理のお問い合わせはこちら
2021年11/22現在、公式リペアサービスのページが表示されないため、各店舗へご連絡してみてください。
ルイヴィトンのバッグの修理メニュー・料金
ルイヴィトンのバッグの施術事例と金額・納期をシンプルにご紹介していきます。
モノグラムバッグの革パーツ(主にヌメ革)を綺麗にしたい






▶底面一枚革交換+パイピング交換75,000円【税込】ほど/納期2か月
▶サイドの革パーツ左右交換+カシメ交換50,000円~60,000円【税込】ほど/納期2か月
▶ショルダーベルト制作49,000円~55,000円【税込】ほど/納期1か月半
▶ヌメ革持ち手交換(二本)24,000円〜39,000円【税込】
持ち手を綺麗にしたい






▶持ち手コバ(縁)再加工16,000円ほど/1か月半ほど(ボルドーのお色のバッグ)
▶ 持ち手交換24,000円〜39,000円ほど/2本(税込)1か月半ほど (モノグラムのバッグ)
内側の汚れを綺麗にしたい






▶シャンタン生地での内袋交換22,000円〜39,000円ほど
※状態や形状によって変動します。
※シャンタン生地とは、横方向にランダムな節が特徴な生地で、ルイヴィンやその他ハイブランドのバッグやお財布の裏地にも使われています。

▶本革の場合上記の値段に+10,000円(税込)
※ご要望がございましたら、牛本革や豚革など多数ご用意できます。
根元の革がちぎれた・カシメ(丸い金具)が壊れた

上の画像だと
根革交換+カシメ2つ打ち直し+分解や縫い直しで片方7,500円~になります。





カシメ交換修理をすると、ロゴ無しの修理用のカシメになります。
▶根革交換(1か所)7,500円~32,000円ほど(税込)/納期1か月ほど
※形状や仕様、カシメ有り無しにより金額が変動します。
ボタン・金具などの金属パーツが壊れた


金具が壊れた場合、金具自体を修理することはできないので修理用の金具に交換になります。金具が複合して接続されている場合が多く、その場合は縫い直しやカシメの打ち直しが必要になります。
▶画像左のケースだと、金具交換+ファスナー縫いの脱着+カシメ交換+根革脱着で一か所16,000円~【税込】納期1か月ほど
▶画像右のケースだと、ボタン交換(凹凸共に)+ミシン縫い直しで12,000円~【税込】納期一か月ほど
バッグのカドが破れて芯が出てきた

バッグの本体の全周にあるプクッとした革が巻いてある芯をパイピングといいます。
形を保つために必要なのですが、一度芯が出てしまうとまるっと全周パイピング交換が必要になります。


▶パイピング交換39,000円~/納期2か月
チェーンが肩に当たって、肩が痛い。革の肩当て制作。




▶革肩当て制作24,000円~/納期2か月
ルイヴィトンクリーニングや染め直しの料金一覧
バッグに消毒液がついた・シミがついた



▶バッグクリーニング6,600円~24,000円【税込】ほど/納期2か月ほど
革の見た目やスレ傷を綺麗にしたい



▶全体的染め直し24,000円〜39,000円ほど【税込】納期1か月半ほど
3つの注意事項
①ヌメ革の汚れやシミは取れないので、交換修理です。
できないケースは、ヌメ革などの薄い色味の革が染みて変色してしまった場合です。

ヌメ革は汚れやすく、シミやすいく一度変色してしまうと元には戻せません。ですので、ヌメ革特有の生成りにするには交換するしか方法はございません。
②ルイヴィトンバッグのカビ臭い匂いは、クリーニングと内袋交換が必要です。
通常のクリーニングでは落ちにくい、ルイヴィトン特有のかび臭い匂い。多くのご相談いただきますが、取れないことがほとんどです。
理由は、表面の革と内袋の間にカビの菌がいて除去することができないためです。ですので、綺麗にするためには、内袋を外してカビのクリーニングと新しいシャンタン生地での内袋交換が必要です。
カビ取りクリーニングは、クリーニング費用+内袋交換の費用がかかります。およそ75,000円(状態や施術内容により変動します)で納期は半年から1年ほどかかります。
過去に1年以上クリーニングでお預かりさせていただいたこともございます。それでも匂いが残る可能性がございます。革製品のカビクリーニングは難易度が高いクリーニングになります。
③ルイヴィトンバッグの型崩れや革の破れは直せません。
革製品の場合、一度変形したり型崩れが起きると、性質上元に戻すことができません。また、革の破れも修復できない案件になります。見た目は変わりますが、当て革などで破れを塞ぐことは可能です。
ルイヴィトンバッグのメンテナンスやお手入れ法について



ルイヴィトンバッグの場合
・ヌメ革
・モノグラムやエピなどの加工革
お手入れの難易度が高い素材のバッグが多いです。【どんなタイプの素材にも使える】メンテナンス法を今回お伝えいたしますね。
①馬毛のブラシでブラッシングする。
馬毛のブラシの毛は柔らかいので、傷をつけずに【ホコリ落としや汚れおとし】を行うことができます。
革製品はブラッシングが一番大切なのでまずは、全体的にブラッシングです。
②栄養を入れる
このコロニルのシュプリームプロテクトスプレーは、防水+栄養を同時に与えることができます。
ヌメ革にスプレーしてもシミになりません。(スプレーする時は、バッグより25cmほど離してください)
コレ一本でばっちりです。
以上が簡単にできる時短メンテナンス方法です。
より詳しく知りたい方は下記の記事も参考にしてみてくださいね。
▶正しい防水スプレーの吹きかけ方はこちら
ルイヴィトンバッグ修理・クリーニング料金一覧
中央値になりますので、状態などにより金額が変動いたします。
・底面一枚革交換+パイピング交換75,000円ほど/納期2か月ほど
・サイドの革パーツ左右交換+カシメ交換50,000円~60,000円ほど/納期2か月ほど
・ショルダーベルト制作36,500円~55,000円ほど/納期1か月半
・ヌメ革持ち手交換(二本)22,000円〜
・持ち手交換(2本)24,000円〜39,000円【税込】~/納期1か月半
・内袋交換(シャンタン生地)22,000円【税込】~/納期2か月
※革での交換は+10,000円【税込】~
・根革交換(1か所)7,500円【税込】~/納期1か月半
・金具交換(1か所)12,000円~【税込】/納期1か月半
・パイピング交換39,000円【税込】~/納期2か月
・革当て制作24,000円【税込】~/納期2か月
・バッグクリーニング19,000円~24,000円【税込】/2か月ほど
・バッグ染め直し24,000円〜39,000円【税込】/2か月ほど
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