はじめまして、職人になってはや8年。ハイブランド専門修理・リペアマイスターの荒木です。
こんな疑問にお答えします。
▼本記事の信頼性
とても困ってしまう事。それは、靴を履くと痛くて履けない。
また私自身も、どうしてもきつくて痛いけど履きたかった、ストレートチップがありました。ですので、痛くても履きたいお気持ちはよくわかります。
今回は数々の施術経験を活かした、【誰でもご自宅でできる方法】にスポットを当ててご紹介したいと思います。
目次
靴職人が教える、靴がきつくて痛い時の広げる方法【家でできる】【痛み箇所はどこ】
痛い場所は千差万別。痛みのケースに合わせて、ご自宅でできるストレッチ方法をご紹介いたします。
共通していることは、痛い箇所に足や指が当たらないようにする必要があるということです。例えば、プクッと痛い箇所の革を膨らませれば、あたりが緩くなるので痛みが緩和されます。
順を追って解説していきます。
親指周辺(付け根)と小指
新品の靴だと革が固く、親指周辺や小指が当たり痛くなることがあります。そんな時はストレッチスプレーをつけて、ポイントストレッチャーで揉むと痛みが緩和されます。
コロニルストレッチスプレーの特徴は、ムース状になっている事です。
ムース状になっていれば、痛い箇所に成分を浸透させやすいので、使い勝手が良いです。
スエードやヌバックにも使えます。エナメル革には使えません！
ポイントストレッチャーは、修理職人御用達のです。
本当は内緒にしていたいのですが(笑)、今回は特別にご紹介いたします。
痛みがする部分の外側の革にストレッチスプレーを吹きかけて、ポイントストレッチャーで揉んでいきます。
コツはポイントストレッチャーで玉の方を内側から外に押し出すように、痛い箇所を何度もグイグイっとストレッチすることです。
【横にスライドすると見れます！】
デメリット:広範囲のストレッチには向いてない、手動でやらなければならない
甲の幅出し
甲の幅出しは、ストレッチスプレーを甲の部分に吹きかけて、木型のストレッチャーを入れます。
コロニルのシューストレッチャーはしっかりとした作りなので、壊れにくいです。
小指や親指が痛い場合は、付属のパーツをつけると一緒にできます。
デメリット:ピンポイントでできない。靴によっては使えない
くるぶしや足の裏(土踏まず)
くるぶしが当たって痛い場合や足の裏が痛い場合は、インソールを入れて改善させます。
男性はビジネスシューズで履き口がくるぶしに当たって痛いことが多いです。→ペダックパーフェクト
女性はパンプスを履くとアーチが落ちて、足の裏が痛いことが多いのです。→ペダックシエスタ
※シエスタは甲が高い人にはおすすめできません。
かかと周り
かかと周りは、形が崩れないように固い芯が入っています。ですので固く、スレて痛い場合があります。その場合も、外側にストレッチスプレーを吹きかけて、ポイントストレッチャーで揉むとあたりが緩くなり、緩和されます。強い力でやりすぎると、芯がつぶれてしまうので、ゆっくり様子を見てやっていくと良いと思います。
【靴がきつくて痛い】靴職人が教える、靴のストレッチ方法【家でできる】まとめ
お気に入りの靴を少しでも痛みを緩和して履けるようになったら、私も嬉しく思います。
これからもみなさまのお役にたつ記事を、こ書かせていただきます。
ストレッチ、是非ご自宅でお試しくださいませ。
最後に今回ご紹介した商品をまとめさせていただきます。
私どもが責任を持ってクリーニングさせていただきます！
現在私どもは夫婦2人の二人三脚で営業させていただいております。
小さな工房ですが、誰よりも、どこよりも、心を込めて、
1つ1つ丁寧に全工程を手作業で行っております。
お客様の思い出のこもった大切な商品を安心して預けていただけるますように…。
私どもは日々腕を磨き、お客様に綺麗になった商品と感動をお届けしております。
まずはこちらをお読みいただければと思います。
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