はじめまして、職人になってはや12年。ハイブランド専門修理・リペアマイスターの荒木です。
こんな疑問にお答えします。
▼本記事の信頼性
年間でブランド革製品を2000件以上修理しています。ルイヴィトンのバッグの修理は 全国からご依頼数も多く得意です。
安心してください。修理が初めての方でもわかりやすく解説していきます。
「内袋がべたついたので、交換したい」
「新しくショルダーベルトや持ち手を作りたい直しい」
新宿御苑工房では、思い入れのある【Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)】バッグ・鞄の修理やクリーニングのご相談が全国から多数寄せられています。
「大切なバッグだから、少しでも安心できるお店で修理したい」
「どんなお店か、どんな職人さんが修理しているのか知りたい」
新宿御苑工房ではお客様のそういった想いに深く共感し、アイテムを蘇らせていただいております。
もっと安心してご利用いただけるように、 ご注文が多い修理を解説しつつ、料金や修理事例と合わせてリペアを直営店で断られてしまうケースもご紹介させていただきます。
目次
- 1 ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)バッグの素材について
- 2 ルイヴィトン直営店でリペアを断られてしまうケースや修理専門店との違い
- 3 ルイヴィトンバッグの修理・クリーニングの人気メニュー
- 4 ルイヴィトンバッグの内袋交換、内ポケット制作・修理
- 5 ルイヴィヴィトンバッグのヌメ革のシミや割れを直す、交換修理
- 6 ルイヴィトンバッグの持ち手交換・ちぎれた根革交換
- 7 ルイヴィトンバッグの肩当て制作(チェーンが肩に当たって痛い場合など)
- 8 ルイヴィトンバッグのクリーニング(カビ除去やシミ抜き)・染め直し
- 9 ルイヴィトンバッグ修理・クリーニングメニューと料金価格と納期一覧(まとめ)
- 10 ルイヴィトンのリメイク修理やカスタム修理について
- 11 ルイヴィトン財布の修理について
- 12 ルイヴィトンバッグのメンテナンス(お手入れ)について
- 13 他店様との違い
- 14 私どもが責任を持ってクリーニングさせていただきます!
ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)バッグの素材について
ルイ・ヴィトンはお問い合わせ件数が年間を通しても圧倒的に多く、老若男女に人気のブランドです。
「モノグラム」「ダミエ」「エピ」など定番のラインから新作まで幅広く人気です。
特徴としてはヌメ革(生成りの革)や加工革(モノグラムやエピ)を使っている事です。
雨に弱いヌメ革、雨強い加工革。両方が混在しているバッグが多数あります。
では早速過去の事例を元に、詳しく修理について解説していきます。
とその前に、
直営店と修理専門店の違いについてお話しますね。
ルイヴィトン直営店でリペアを断られてしまうケースや修理専門店との違い
まずは簡単に直営店修理と当店(新宿御苑工房)の違いについてお話させていただきます。
結論から言いますと、
・今後直営店で修理を出したい場合や純正の金具や革パーツでの交換希望の場合は、直営店修理
・それ以外は修理店へ
がおすすめです。正規店修理以外の修理店で修理すると今後正規修理が受けれなくなる可能性があります。
ご注意くださいませ。
ヴィンテージ商品の修理や、当て革などのカスタム修理、クリーニング全般は直営店修理ではやっていないようです。
その場合はぜひご相談ください。
ポイント
- 直営店修理を今後利用する場合は、直営店修理へ。
- ヴィンテージ製品の修理やクリーニングは修理店専門店へご相談
ルイヴィトンバッグの修理・クリーニングの人気メニュー
当工房でご依頼の多い修理内容をご紹介していきますね。
ルイヴィトンのバッグ・鞄の修理のご依頼が多い修理内容は
・内袋交換、ポケット制作修理
・ヌメ革のシミや割れを直す、交換修理
・持ち手や根革交換
・クリーニングや染め直し
になります。順を追って解説していきます。
ルイヴィトンバッグの内袋交換、内ポケット制作・修理
【Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)】内袋全交換修理です。ご相談が多い修理内容です。内袋や内ポケットが加水分解してべたついていましたので、シャンタン生地で交換させていただきました。
ベタつきの原因は日本の湿度が高いことや、合皮を使っていて加水分解や内側のボンドが浮き出てきて、べたべたになってしまう事が多いです。
ずっとクローゼットにしまっていた、お下がりで貰った場合、特に多い現象です。保管状態によっては通常使用でも起こりえます。
べたつきや劣化を直すことはできないので、シャンタン生地で内袋を交換いたします。シャンタン生地はハイブランドの商品にも多く使われている生地で、生地自体が劣化しにくい特徴があり、安心して交換できます。
【Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)】バッグ・鞄の内袋、内ポケットの交換修理の金額と納期
▶バッグの内袋交換、内ポケットの交換・金額と納期(目安):22,000円前後(税込)〜 納期1か月〜
※状態や修理方法によって前後いたします。
ルイヴィヴィトンバッグのヌメ革のシミや割れを直す、交換修理
まずヌメ革はタンニン鞣しと言って、革本来の風合いを楽しむ為、表面コーティングをしていません。ですので水に弱くシミや割れ、変色のトラブルが発生しやすいです。
ヌメ革が水分弱く、塗れると濃いシミになります。急激に乾かしたりすると、革の中の水分が一気に飛んでしまうので硬化・ひび割れ・ちぎれが起きます。
綺麗な新品時の生成りにされたいとのお声が多く、クリーニングでは綺麗にならないので、 硬化・ひび割れ・ちぎれは交換修理になります。
【Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)】バッグ・鞄のヌメ革交換修理の金額と納期
▶ヌメ革交換・金額と納期(目安):22,000円~(税込)1か月半ほど※状態や修理箇所によって変動いたします。
※ロゴが入っているカシメは修理用の物になります。
※ヌメ革はすべて交換することが可能です。
ルイヴィトンバッグの持ち手交換・ちぎれた根革交換
【Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)】バッグ・鞄の持ち手・ちぎれた根革交換の金額と納期
▶持ち手や根革交換・金額と納期(目安)
・持ち手交換:22,000円/2本(税込)〜 納期1か月半ほど
・根革交換:4,000円/1つ/カシメ交換込み(税込)〜 納期1か月ほど
※状態により修理金額は変動いたします。
※ロゴが入っていカシメは修理用の物になります
ルイヴィトンバッグの肩当て制作(チェーンが肩に当たって痛い場合など)
チェーンバッグのチェーンが肩に当たって痛い場合は、肩当てを制作することも可能です。
お客様のお好みの長さやデザイン、利用シーンをお伺いしてお作りします。
・肩当て制作:22,000円/2本(税込)〜 納期1か月半ほど
ルイヴィトンバッグのクリーニング(カビ除去やシミ抜き)・染め直し
クリーニングとは専用の薬品や溶剤で除菌消臭しつつ、汚れ箇所をクリーニングしていくこと。
染め直しとは染料や顔料で表面を染めていくことです。
【革製品の表面の断面図(イメージ)】
革製品はクリーニングでは落ちないシミや汚れや変色があるので、その場合染め直しをして綺麗にします。
ルイヴィトンバッグのアルコール消毒液のシミ抜きクリーニングについて
最近多いトラブルは、アルコール消毒液がバッグにかかってしまってシミになってしまったです。気づかないうちについていたり、垂れてしまっていたりとさまざまです。アルコール消毒液などのシミはクリーニングして取らせていただきます。
時間が経つと取れなくなるので、 お早目のクリーニングをオススメしております。 公式LINEにてご連絡くださいませ。
・シミ抜きクリーニング:6,600円(税込)〜 納期1か月〜
友だち追加後【気になる箇所・該当する部分の画像・商品全体の画像】を添えてお問い合わせください。
LINEでご相談後→配送でかんたんにご注文いただけます。
ルイヴィトンバッグのカビのニオイ除去クリーニングについて
多い問い合わせは、カビ臭い匂いを取りたいとのご相談です。ルイヴィトンのバッグは内袋がカビ臭くなります。モノグラムなどに多い現象です。原因は内袋と本体の間に匂いの元となるカビなどが発生するので、時間をかけてのクリーニングや内袋自体を交換します。
カビは一度根を張ると完全に除去することができません。クリーニングで一度ニオイが取れてもまたすぐに戻ってしまう事がよくあります。そのため当店では内袋交換もご用意しております。
・匂い取りクリーニング:22,000円(税込)〜 納期3か月~
・内袋交換:22,000円(税込)〜 納期1ヶ月〜
友だち追加後【気になる箇所・該当する部分の画像・商品全体の画像】を添えてお問い合わせください。
LINEでご相談後→配送でかんたんにご注文いただけます。
ルイヴィトンバッグの染め直しについて
染め直しで多い案件は、白い革を白くしたいとのご依頼が多いです。使っていると黄ばみや黒ズミが目立つようになります。クリーニングで汚れを落とし、白く染め直しをしていきます。
白い革に染みついた汚れや黄ばみはクリーニングだけでは落とせませんので、染め直しをすることで新品時の輝きを取り戻します。
・全体染め直し:27,000円税込〜,1か月ほど
友だち追加後【気になる箇所・該当する部分の画像・商品全体の画像】を添えてお問い合わせください。
LINEでご相談後→配送でかんたんにご注文いただけます。
▶クリーニングと染め・金額と納期(目安)
・シミ抜きクリーニング:6,600円~(税込)1か月半ほど
・匂い取りクリーニング:22,000円~(税込)3か月~
・クリーニング+染め:27,000円税込〜1か月ほど
※内袋交換の場合+22,000円~【税込】別途かかります。
ルイヴィトンバッグ修理・クリーニングメニューと料金価格と納期一覧(まとめ)
【修理】
・内袋交換・ポケット制作:22,000円(税込)〜 1か月半ほど
・ヌメ革(主にバッグの底面)交換:22,000円(税込)~ 2か月半ほど
・持ち手交換:22,000円/2本(税込)〜 1か月半ほど
・肩当て制作:22,000円/2本(税込)〜 1か月半ほど
・根革交換:4,500円/1つ/カシメ交換込(税込)〜 1か月半ほど
【クリーニング・染め】
・シミ抜きクリーニング:6,600円(税込)〜 2か月半ほど
・匂い取りクリーニング:22,000円(税込)~ 3か月~
・染め直し:27,000円(税込)〜 1か月半ほど
※金額や納期は目安になります。
ルイヴィトンのリメイク修理やカスタム修理について
ルイヴィトンのリメイク修理やカスタム修理は、元の形状を変えないで使えるように修理にてアプローチする場合においてはすべきだと考えております。
ただモノグラムの革などを再利用して別の製品を作ったり本来の形を変えて別の製品を作ったりのリメイク修理やカスタム修理は法律的に問題がある場合がございますので、注意してくださいませ。
ルイヴィトン財布の修理について
ルイヴィトンの財布修理でご依頼の多い2つの案件をご紹介させていただきます。
ボロボロになってしまった内張をシャンタン生地に交換いたしました。
・¥11,000税込〜納期1ヶ月〜
▶︎財布の内側がボロボロ内張の交換修理
ボロボロになったバニッシュ(コバ)を再加工させていただきました。
・¥11,000税込〜納期1ヶ月〜
▶︎財布のバニッシュの再加工
ルイヴィトンバッグのメンテナンス(お手入れ)について
【基本的なバッグ】
バッグのお手入れ方法はこちらの記事をご参考ください。スエードやヌメ革以外対応しています。
▶バッグのお手入れ方法はこちら
【スエード・ヌメ革・汚れ防止】
スエードやヌメ革は注意が必要です。メンテナンスすると逆に濃くなってしますので、防水スプレーを吹きかけて汚れ防止をするといいですね。新品時の革の保護や汚れ防止のために防水スプレーは吹きかけます。
▶防水スプレーのやり方についてはこちら
他店様との違い
当店では大量受注・回転重視でお修理を行なっておらず、
1日にお受けする受注量に制限を設けています。
それにより、新宿御苑工房では【全工程手作業・職人である私自身が最初から最後までつきっきりで担当】致します。
なので、少し納期は長くなります。
「時間がかかっても、1つ1つ丁寧にやってくれるところを探したい。」
そんな方はぜひ当店にお任せいただければと思います。
お気軽に無料お見積りをご利用ください。
私どもが責任を持ってクリーニングさせていただきます!
配送でのご注文は、お見積り・お問い合わせ後、商品をお送りください。
お見積りの際に商品の画像を送っていただきますのでLINEが便利です(^^)/
友だち追加後【気になる箇所・該当する部分の画像・商品全体の画像】を添えてお問い合わせください。
LINEでご相談後→配送でかんたんにご注文いただけます。
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